top of page
ラダリング法
ラダリング法とは消費者が商品を選んだ潜在的な理由や、消費者が持つ潜在的な価値観を調べるための手法です。
ラダリング法による調査では、消費者に対して複数の質問をし、考えを掘り下げます。ラダリング法の基本となる質問は「なぜそれが、あなたにとって重要なのですか?」です。この質問を繰り返し、潜在的な理由や価値観を明らかにします。
【ラダリング法の活用例】
エアバッグが特徴の車を購入した消費者がいるとします。その消費者が持つ潜在的な価値観を明らかにするために、次のような質問をします。
なぜ、あなたにとってエアバッグが重要なのですか?
―衝突しても助かるためです。
なぜ、衝突しても助かることがあなたにとって重要なのですか?
―運転していて安心するためです。
なぜ、運転していて安心することがあなたにとって重要なのですか?
―家族もくつろげるからです。
なぜ、家族もくつろげることがあなたにとって重要なのですか?
―家族を大切にしたいからです。
この調査から消費者は「家族を大切にしたい」という潜在的な価値観を持ち、エアバッグが特徴の車を購入したとわかります。
参考文献
丸岡吉人(1996)「ラダリング法のブランド戦略への適用」『消費者行動研究』4, 1, 25-39 https://doi.org/10.11194/acs1993.4.25(2024年9月12日閲覧)
関連コラム
無料で可視化
関連用語
bottom of page