食品・日用品のパッケージデザイン競争力向上への近道
食品・日用品などの商品開発において、パッケージデザインはとても重要な要素を担っており、
ユーザーテストで行うWEBテストでは、下記の観点から競合との比較を行いパッケージデザインの改善を行っていきます。
・好意度
・コンセプトが伝わるか
・インパクト
しかし、WEBテストを行う場合、1回の調査に数十万~数百万かかることが多く、さらに競合に勝てない場合は勝てるパッケージデザインにたどり着くまで何度も調査を行い、発売日も遅延してしまうリスクがあります。また、予算の都合でテストにかけられないアイディアは勘で決定するしかない場合もあります。
その点、感性AIアナリティクスの画像テストを用いれば、サブスクで画像テストを何度も行えるため、消費者調査を行う前に好意度・コンセプト伝達・インパクトの強い画像を選定し、調査での勝算を高めることが可能です。その為、調査回数の削減や、販売期間遅延による販売機会の損失を防ぐことが出来ます。もちろん、普段調査にかけていなかったパッケージデザインに関して、定量的な根拠を持って判断を行うツールとしてもご利用頂けます。
例えば、「オーガニックで安心、海外の洗練されたお菓子」といったコンセプトのお菓子を20代女性をターゲットに企画する場合を考えてみましょう。
パッケージデザインの案が右図(左:パッケージ1、右:パッケージ2)であった場合、評価したい観点は以下の通りになります。
・どちらのパッケージデザインの方が、好まれるのか?(好意度が高いのか)
・どちらのパッケージデザインの方が、コンセプトが伝わるものであるか。
コンセプト:「自然」「安心感」「洋風」「洗練」
・どちらのパッケージデザインの方が、インパクトが強いのか?
こちらの観点を感性AIアナリティクスで女性20代を対象にして評価すると下記の通りになりました。ピンクのパッケージデザイン(パッケージ1)の方が、好意度が高く、コンセプトが伝わりやすいことが分かります。また、インパクトも高いため消費者に対する認知拡大にも寄与することが示唆されました。
以上のように、感性AIアナリティクスは商品開発におけるパッケージデザインの向上と競争力の強化に貢献します。高いコストや時間負担、競合への対抗策が課題となる現代の市場環境において、この革新的なアプローチは非常に有望です。感性AIアナリティクスを駆使し、消費者の好意度、コンセプト伝達、インパクトを最大限に活用しながら、商品パッケージの魅力を引き立て、成功に向けて効果的な道筋を描いて行きましょう。
パッケージデザイン開発に活用できる、感性AIアナリティクスの詳細はこちら。
パッケージ画像:<a href="https://jp.freepik.com/free-psd/food-supplement-pouch-packaging-mockup_10828973.htm#query=%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B8&position=7&from_view=keyword&track=sph">著作者:mockupguy2</a>/出典:Freepik
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