冬に多く使われたオノマトペは“キラキラ”？流行オノマトペ大賞！

1月20日読了時間: 5分

２０２５年が始まってから数週間が経ちましたね。

昨年のユーキャン新語・流行語大賞では、ふてほど（ドラマタイトル「不適切にもほどがある！」の略語）が年間大賞に輝きました。他にも新紙幣や Bling-Bang-Bang-Born など話題を反映した言葉がランクインしました。みなさんの印象に残った言葉はありましたか？

今回は新語・流行語大賞にちなみ、流行オノマトペを調べてみました！昨年多く使われたオノマトペや、季節ごとで多く使われたオノマトペを調べました。（※１）

※１　２０２４年５月１９日～２０２４年１２月３１日でニュースサイトに掲載された記事（タイトルと記事文章）を調査の対象としました

オノマトペとは？

オノマトペとは、ドアをたたく音「ドンドン」など外界の音を写し取った擬音語と、星が輝く様子「キラキラ」など、物の様態をあらわした擬態語をまとめた言葉です。

オノマトペの意味について詳しくはこちら！

昨年もっとも使われたオノマトペは？

昨年使われたオノマトペのランキングはこちらです！

１位はワクワクでした！ Googleニュース記事を見ると、ワクワクはイベント名やプレスリリース・インタビュー記事で使われる場合が多かったです。

続く２位はしっとりです。こちらはスキンケア用品・焼き菓子・肉料理の記事に多く使われていました。

３位のきちんとは、時事・ビジネスや、アパレル・贈り物の記事に多く使われていました。特にアパレル・贈り物の記事では「きちんと感」という言葉で多く使われていました。

オノマトペによって記事のジャンルに傾向が見られるのは面白いですね。

季節によって使うオノマトペが変わる？！

さらに、季節によって使われるオノマトペに変化がありました。今回は夏と冬に多く使われたオノマトペをご紹介します！

夏に多く使われたオノマトペ

夏に多く使われたオノマトペは、ひんやり・さっぱり・しゃりしゃりでした。

ひんやり

ひんやりのトレンドグラフ（※２）を見ると、５月から８月までの数値が高く、９月から大きく下がっているとわかります。

※２　ニュースサイトから取得したデータに対してMann-Kendall検定をおこない、季節（夏・冬）のトレンドを判定しました。さらにSTL分解（Seasonal and Trend decomposition using Loess）をし、トレンドの変動をグラフにしました。トレンドグラフからは対象（ひんやり等）の変動がわかります

夏の記事で「ひんやり」は、グッズ・スイーツ・イベント名に多く使われていました。特にグッズに関係する記事が多く、暑い夏を乗り切るため、ひんやりグッズが注目されていたとわかります。